自社サイトを初め作成する、これからリニューアルする時に何からはじめたらよいか迷うことはありませんか?
「何となくやりたいことが決まっている」「どこから手を付けたらいいかわからない」という言葉は自社サイトを作る現場で多くの声を聞いてきました。この記事では、自社サイトの作り方について、はじめて作る方から、不慣れな方が自社サイトの作り方を分かりやすく解説します。
またwebにありがちな専門用語をなるべく避け、分かりやすい言葉で説明します。また自社サイトが目的に沿って作られ、公開した後に成功できるようにプロモーション、マーケティング要素を加味して作り方を紹介していきます。
自社サイト作り方の流れ
自社サイト手順をまずは把握しましょう
おおまかな流れではありますが、いまはこのような手順で自社サイトが作られると思ってください。一つひとつの工程については、この後で紹介します。
- 自社サイトの内容を考える
- 自社サイトの住所(ドメイン)、土地(サーバー)を用意する
- 掲載する文章・画像などを用意する
- 自社サイトの構成を作る
- デザインを制作する
- 自社サイトのデータ(HTML)を作る
- 自社サイトを公開する
どのくらいの期間で自社サイトが出来上がるのか?
ページ数、内容の作りこみ、特別な機能があるかなど、いくつか出来上がる期間は大きく変わります。
サイトの制作会社であれば、10ページほどのサイトは2か月前後で制作が可能です。
ある程度デザインが決まった状態であれば、もっと早く完成しますので、急ぎ自社サイトが必要な場合は、制作の知見がある方に確認されるのがよいでしょう。
自社サイト作りではじめに考えること
自社サイトを作る上で、まずはじめに考えることは以下8つの点です。
何も土台が無い状態で自社サイトを作り始めると、よくわからない自社サイトになりますので、以下の点は十分に時間を作って考えていきましょう。
- 自社サイトの目的を決める
- 製品・サービスなど事業
- 提供できる価値・優位性
- モノ・コトの価格・費用
- 購入方法・提供方法
- 実績・事例
- 流れ(フロー)情報
- 提供者、事業従事者
自社サイトの目的を決める
まずは自社サイトとしての軸を決めます。サイトで何が達成できればゴールになるのかを決めます。
このゴール設定はサイトの種類によって異なります。サイトの種類別にゴールを見ていきましょう。
サイトの種類とゴール
- 会社ホームページ: 「お問い合わせ」「資料請求」「相談」「見積」など
会社ホームページは資料請求など見込みの顧客と繋がりをサイトゴールに設定することが多くあります。 - 採用サイト: 「エントリー」「インターン申し込み」「説明会申し込み」「ページの閲覧」など
採用サイトでは、直接的な申し込み以外に外部の採用媒体を主体としている企業が多数あります。そのため、採用に関するページを自社サイト内に設けて、その閲覧をサイトゴールとするパターンもあります。 - ECサイト: 「商品購入」「サービス申し込み」
自社ECサイトでは、形として物がある商品の購入、サービス、情報などの無形商材の販売、申し込みがサイトのゴールになります。 - ブランドサイト: 「自社サイトのアクセス数」「ページが見られた数」「検索エンジンでブランド名を検索された回数」
ブランドサイトの場合は、ブランドがどこから、どこまでが上がったかを測る物差しを定量的にするのが難しい部分がありますが、多くの人に「認知」してもらうことが最大の目的になるため、検索エンジンで、自社名、製品名が検索された回数の向上はブランド力向上と捉えてもよいです。 - キャンペーンサイト: 「申し込み」「参加数」
キャンペーンサイトではさまざまな試みをするため、どのように計測するかがポイントです。SNSの「ハッシュタグをつけて投稿」キャンペーンだと自社サイトの外で動きがあるため、「自社サイトが見られた数」をサイトゴールにするなどの取り決めが必要です。 - :
製品・サービスなど事業をまとめる
自社サイトでは自社の製品・サービスの掲載を行うことが多くあります。
製品であれば「見た目」「機能」「性能」「特徴」などさまざまな要素が存在します。それらの画像や情報をまとめ、どのように見せると良いかを考えます。
サービスであれば、「内容」「得られること」などの情報から、ソフトウェアを提供するサービスであれば表示された画面の画像、美容院であれば特長と店内画像などをまとめます。
また事業がいくつもあるような会社の場合は、自社の事業内容をまとめる必要があります。不動産企業を例にすると事業としては「不動産賃貸事業」「都市再生事業」「リゾート開発事業」など、一つひとつの事業について何を自社サイトで掲載をしていくか検討する必要があります。
提供できる価値・優位性
自社サイトを作る際に、非常に重要な要素のひとつになるのが「提供できる価値・優位性」です。
車で例えると、「人がたくさん乗れて、燃費が良く、デザインが普通の車」「走行性能が非常によく、デザインが素晴らしいが、燃費が悪い2人乗りの車」があったとします。家族みんなで乗れる車が欲しい人にとっては前者の車の方が必要だと思えるのではないでしょうか。
この価値は人にとってさまざまです。そのため、どのようなモノ、コトが価値として提供ができるのかを考える必要があります。またその価値は他の競合製品と比べて優れているのか。という点も押さえておきましょう。
他社製品との優位性・差別化については「VRIO分析-Webマーケティングでのやり方をわかりやすく解説」で詳しく紹介していますので、方法などを知りたい方は把握しておくとよいでしょう。
モノ・コトの価格・費用
提供する商品(製品)やサービスは、いくらで購入できる(またはサービス提供を受けられる)のかを検討します。
単純に「この小冊子は1,000円」と値付けできるものならよいですが、いままでの取引先価格で商品やサービスを提供している場合の多くは、価格についてはお問い合わせください。とするケースは少なくありません。
単にそのように記載することで顧客とつながりを作るという目的をもって記載する場合もあります。ただ価格、費用が明記できない場合は、自社サイトに訪れた人が知りたいことを知ることが出来ないことに不満を抱いたり、費用を明示しないことに不安を抱くこともあります。
そのようなネガティブな印象を持たれないためにも、どのように価格・料金・費用といった情報をみせるかを検討する必要があります。
購入方法・提供方法
提供している商品(製品)がどのように購入できるのか。サービスはどうしたら提供を受けられるのかを明記する方法を検討します。
商品を紹介するサイトであれば、販売店の情報をまとめます。店舗でサービスを提供する事業形態であれば、店舗の住所、連絡先、外観、内装の画像などの情報をまとめ、どこまでの情報を掲載すると良いのかを検討します。
実績・事例
自社サイトに実績・事例の掲載は非常に重要な要素です。
例に例えると「進学塾」では○○大学合格率80%と書いた場合、同じく○○大学合格率50%と書いた進学塾をみてどちらに入塾したいでしょうか。医者に例えるともっと分かりやすいです。はじめて手術をする医者、過去に数百と同じ事例の手術をした医者。さてどちらの医者に手術をしてもらいたいでしょうか。
自社サイトでも同じことが言えます。もちろん起業したばかりで実績や事例が紹介できない例もありますが、それでも「いままで手掛けてきた実績」という形で会社ではなく人にフォーカスした実績・事例の紹介もできます。
このように重要な要素となりますため、実績・事例は何をどこまで見せるか、紹介するかを慎重に検討します。
流れ(フロー)情報
自社サイトでサービスなどを紹介する際に、この「流れ」は重要です。
資格取得のサービスを提供している事業では「○○資格取得までの流れ」の情報を掲載するケースが多くあります。資格取得には試験に合格する必要があり、試験日が決まっているケースが多く、試験日までに何をどのようにすればよいかなど、案内をしているサイトが多く存在します。
dこれ以外にもサービスの申し込みの流れ、完成までの流れ、サービス開始までの流れ、解約の流れなど、事業によって紹介する流れは多く存在します。
このような内容を、どのように掲載するかを検討する必要があります。
提供者、事業従事者
どのような「人」が提供しているかは重要な要素です。
過去に作った自社サイトの例では、リフォーム会社のサイトを作りました。いままではリフォームした家の画像を自社サイトの初めに表示するようにしていたのですが、これをリフォーム会社の職人の方の画像に変えたところ問い合わせが増加しました。
人を出すことによって心理的ハードルが下がったためです。このようにサービスを提供しているスタッフやメンバー、事業に従事している「人」を掲載するのかを検討します。

自社サイトの作り方
家に例えると作り方がわかりやすい
まず自社サイトを「家」に見立てて作る流れを把握するとわかりやすいです。
上記の「自社サイト作り方の流れ」で見ていくとホームページと家づくりの工程が似ていると思いませんか?
特に聞きなれない用語である「ドメイン」サーバー」という単語はサイト作りでは出てきます。家の土地と住所という風に置き換えるとイメージが湧きやすいと思います。
- 自社サイトの内容を考えるどんな家を建てるか、住む場所はスーパーが近い場所で、駅が近いと利便性がいいか。などを考える
- 自社サイトの住所(ドメイン)、土地(サーバー)を用意する家を建てる土地を購入する。新しい家の住所が決まる
- 掲載する文章・画像などを用意する家の間取り、エクステリアはどのようにしようかなど、相談して構想を固めて、細かい要望を決めていく
- 自社サイトの構成を作る家の設計図、間取り、配管、ドアの位置などを決めていく
- デザインを制作する家の外観に使う材料はタイルがいいか。内装の壁紙、インテリア、床材、壁紙、床、壁の色などを決めていく
- 自社サイトのデータ(HTML)を作る決めた図面に沿って建築を進め、内観、外観も決めた内容で家を完成させる
- 自社サイトを公開する役所に転入う届けなどの手続き、郵便の転送手続き、電気、ガス、水道の開通、旧居があれば退去手続き
自社サイトを作る方法
自社サイトを作る方法ですが、大きく分けて3つの方法があります。
- ホームページの作成ソフトを使う
- サイトを作る技術を使って1から作る
- サイト制作の専門の会社にまかせる
インターネットを通じて、パソコンなどの画面上でパーツを組み合わせたり、テキストに入力するなどの作業を行いサイトを作る方法があります。
この方法は専門的な知識がなくてもページの作成ができるほか、予め用意されたデザインから選択することで、デザインを制作せずに、見た目の整った自社サイトを作れる利点があります。
機能面についても用意された機能を簡単に足したり引いたりすることができます。
「HTML」「CSS」「JavaScript」「PHP」などのサイトを作るための技術を使い1から作る方法です。
メリットとしてはすべて自由です。舞台のように緞帳が上がるサイト、小さい鳥のイラストが背景を飛んでいるサイトなどの構想を取り入れることができます。Googleなどの検索に表示されやすくなる工夫ができるなど、やれることが多くあります。
デメリットは技術を一朝一夕で覚えられない点です。「HTML」という構造を作るための技術は、コンピューターのプログラムに比べると理解しやすい技術ですが、不慣れな場合は少し覚えるだけでも1ヵ月かかるケースもあります。
専門的な知識、技術を持っている会社に依頼する方法です。
この方法では自社サイトでやりたいことをオーダーするだけで、あとは専門の技術者におまかせすることが可能です。デザインが得意な会社、マーケティングが得意な会社など、会社によって得意分野がありますが、自社サイトの目的にあった会社に依頼するとよいでしょう。
また会社によってサイトを作る料金が異なります。「やりたいこと」の伝え方で料金は変わりますがので、担当者とWebミーティング、もしくは対面ですり合わせを行うとよいでしょう。
自社サイトの住所(ドメイン)、土地(サーバー)を用意しよう
自社サイトの住所(ドメイン)を用意する
自社サイトの住所となるドメインの用意する方法は「ドメイン取得」と検索してみてください。
「ドメインを取得」がついたサイトがいくつも確認できます。通常はこのようなドメインを提供している会社で、ドメイン取得します。
料金は1年単位での支払いになり、1円~10,000円ほどです。またドメイン = 住所になるため、すでに使われているドメイン(住所)を取得することはできません。
例えばこのサイトであれば「zero-marke.jp」というドメインです。
このドメインが利用されている限り、同じものを使うことができないことを把握しましょう。
ドメインの作りをについて
ドメインはおおまかに言うと「前」と「後ろ」の2つの部分でできています。
「zero-marke.jp」では「zero-marke」が前の部分。「.(ドット)」が入った「.jp」が後ろの部分です。
上記で同じドメイン(住所)は使えないと記載しましたが、前か後ろの部分を違うものにできれば、似たようなドメインを使うことができます。
ドメイン(住所)については、もっとルールがありますが、まずは上記のような前後の2部構成とイメージしておくとよいでしょう。

自社サイトの土地(サーバー)を用意する
簡単にサーバー(土地)を用意する方法は提供している会社へ申し込みをする方法です。
サーバーを提供している会社はホスティング会社と呼ばれ、申込を行うとすぐに使えるようになるものが多くあります。
「レンタルサーバー」という言い方になりますが、利用料金は月額1,000円以下の安価なサーバーから、数万円の高額なレンタルサーバーがあります。
料金の違いですが、大きくは性能が異なります。イメージとしては、スピードの最高峰をになるF1カーは非常に高価ですが、レース場では最高速度400キロまで出せるマシンです。
価格が低いサーバーは、その逆で馬力が小さいエンジン、グレードが一番低く、手軽に乗れる車をイメージするとわかりやすいでしょうか。サーバーは自社サイトを載せる土地の役割ではありますが、同時にサイトを見せる役割も担っています。
性能の低いサーバーの場合は、たくさんの人が見に来ると働き過ぎて、自社サイトを見せることができなくなる場合があります。そうならないように、自社サイトを見に来る人数に見合ったサーバーを選ぶと良いでしょう。
自社サイトの設計図を作ろう
自社サイトの設計図は主に2つの設計図を作ります。
家全体の間取りとなる「ページの構成が分かるサイトマップ」、部屋の中のドアの位置、窓の高さや大きさなど、細かい配置を記した「ページ構成(画面設計)」があります。
それぞれ役割が異なりますので紹介していきます。
家全体の間取りとなる「ページの構成が分かるサイトマップ」
ページの構成を俯瞰してみることができる設計図を「サイトマップ」と呼びます。「家の間取り」と書いた通り自社サイト内の各ページを記入した設計図です。
このサイトマップが無いと、全部で何ページあり、どのような構成になっているのかを把握することが困難になりますため、必ずサイトマップは作成しましょう。

部屋の細かい配置を記した「ページ構成(画面設計)」
サイトマップが自社サイトの全体像であるのに対して、ページ構成(画面設計)は各ページの細かいレイアウトを記した設計図です。
自社サイトをパソコンやスマートフォンで見たときにロゴは左上、お問い合わせのボタンは右上、画像の横にはこのような文字など、ページごとの構成をわかるように作ります。
基本的には「四角」「丸」「線」「文字」を組み合わせて作ります。この工程をせずにデザイン制作する場合もありますが、修正に時間を必要とするため、まずはこの画面設計を行い、ある程度要素が決まってからデザイン制作をしたほうが時間的、費用的にメリットがあります。

自社サイトの外観を作ろう
自社サイトの外観とは = デザインのことです。
このデザインを作る工程も重要で、デザインによって受ける印象は大きく変わります。「優し印象」「高級感」「躍動感・活発」「信頼できる」などさまざまです。
自社サイトの場合はどうでしょうか。どのような印象を与えたいか、この「印象」は会社にとっても重要です。赤いラベルの炭酸水はどこのメーカーか?といったように「色」「形」などでメーカー名、商品名を思い出します。
これはブランドと呼び、この形はあのブランド、このラベルは○○のブランドと人は覚えるため、よく考えてデザインを決めていきましょう。
デザインの決め方
デザインの方向性を決める軸があるとデザインが決めやすくなります。
例えば競合のサイトがどのような色であるかなどは差別化をするうえで、重要なひとつの要素です。軸はいくつかありますが、色は青などの「寒色系」、オレンジなどの「暖色系」。みためは「落ち着いたデザイン」「賑やかなデザイン」どちらにするのかを決めていくと良いでしょう。

自社サイトを作ろう
今まで作成してきた「画面設計」「デザイン」を元に自社サイトを作る工程です。
「自社サイトの作り方」で紹介した通り、サイトの作り方は大きく3つの方法があります。
- ホームページの作成ソフトを使う
- サイトを作る技術を使って1から作る
- サイト制作の専門の会社にまかせる
どの方法でもよいのですが、「サイトを作る技術を使って1から作る」は専門的な内容になるため、分かりやすい方法を紹介します。
まず「ホームページの作成ソフトを使う」方法では以下があります。
- ブラウザ型: インターネットを介して、ホームページを作るツールを提供している会社のサービスを利用する方法
やれることにある程度制限あるものの、画面で形やテキストを入力してホームページが作れるため全く分からない人におすすめ - インストール型: サーバー(土地)にホームページを作るパッケージを配置する方法
やや技術を必要とするが、やれることが多いため予算がある場合は制作会社と一緒に作るのがおすすめ
どちらの方法も無料のデザインが用意されているなどの特長があり、0の状態から作り上げるよりも早く自社サイトを作り上げることが出来ます。
インストール型でも代表的なのが「Wordpress(ワードプレス)」というソフトです。このワードプレスは無料で提供をされており、かつ多くの人に拡張機能が作られているため、自分で機能を作らなくても良いというメリットがあります。
ブラウザ型では「Wix」など、多くのツールがあります。無料から使えるプランが用意されているツールがありますので、まずは使ってみて使いやすさを確認するといいでしょう。
自社サイトを公開しよう
自社サイトが作り上げることができた後は、公開の工程になります。
公開をすることで、多くの人に見てもらえる状態になります。公開前、公開の後に確認、設定することなどを紹介します。
公開前のチェック
公開前に自社サイトのチェックはしましたか?誤字脱字、クリックしても反応がない、ページの構成がおかしい、写真が表示されないなど、多くのトラブルがでてきます。
公開前のチェックリスト
- テキストの誤字脱字: 入力したテキストに誤りがないか実際に読んで確かめましょう
- リンクのチェック: 別のページに行くための「リンク」をクリック(タップ)して設定した通りのページが表示されるか確認しましょう
- 画像の表示: 設定した画像が表示されているか確認しましょう
- ページレイアウト: デザイン通りに表示され、レイアウトが崩れていないか確認しましょう
- スマートフォン表示: スマートフォンで表示した際に見やすいか確認しましょう
- タブレット表示: タブレットで表示した際に見やすいか確認しましょう
- パソコン表示: パソコンで表示した際に見やすいか確認しましょう
- ページの表示されるスピード: 主にスマートフォンでページを開いたときに、表示されるスピードが気にならないか確認しましょう
- 自社サイトのタイトル: 主に「titleタグ」と言われる箇所ですが、ここに自社サイトのタイトルを入力したか確認しましょう
- その他ページのタイトル: 各ページの「titleタグ」の入力がされているか確認しましょう
- 文字の大きさ: パソコン、スマートフォンなどで見たときに文字が大きすぎないか、小さすぎないか確認しましょう
- 文字の色: 文字の色は読みやすい色になっているか確認しましょう
- お問い合わせの確認: お問い合わせフォームを設置していたら、フォームが機能しているか送信テストをしましょう
- 個人情報などの法令順守表記: サイトの種類によりますが、個人情報の取り扱い、ECサイトであれば特商法などの掲載を確認しましょう
- 著作権侵害が無いか: 画像、イラストなどの無断転載が無いか確認しましょう
- 自社サイトのアイコン(ファビコン): 検索したときや、ブラウザのタブに表示されるアイコン(ファビコン)が設定されているか確認しましょう
公開前に設定すること
公開前に「アクセス解析ツール」「検索パフォーマンス確認ツール」の設定をしておきましょう
アクセス解析ツール「Google Analytics4(グーグル アナリティクス4)」
アクセス解析ツール「Google Analytics4(グーグル アナリティクス4)」通称GA4はGoogleが提供している無料で利用できるアクセス解析ツールです。
自社サイトに入ってきた経路、最初に見られたページ、閲覧されたページの表示回数など、さまざまな数字を見ることができます。
自社サイトがどのくらい見られているのかを確認することは、サイト運営で重要になりますので必ず設定しましょう。
検索パフォーマンス確認ツール「Search Console(サーチコンソール)」
検索パフォーマンス確認ツール「Search Console(サーチコンソール)」もGoogleが提供している無料で利用できるツールです。
このツールはGoogle検索で、どのくらい検索されているのか、自社サイトのURLが表示されたのか、検索キーワードはどのようなものかを知ることができるツールです。
上記のGA4と同様に運用や今後のサイト改善に必須のツールですので、このツールも必ず設定しておきましょう。
公開の後にすること
公開したら一段落とはいきません。新しく自社サイトを作るということは、まだ生まれたての赤ちゃんのようなものです。
ここから多くの人にみてもらうために自社サイトを成長させていく必要があります。この工程がサイト運用です。
サイト運用では、新しい情報の発信、既存ページの情報更新、新規ページの追加などを行います。
公開の後に検討したいこと
公開後に多くの人にみてもらうために出来ることがいくつかあります。お店でいうところの「集客」に該当します。お金がかかる方法、かからない方法がありますので適宜利用しましょう。
集客する方法の例
- SNS: X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、Youtube、TikTok、LINEなどで投稿、配信を行う
- 他のメディア: プレスリリース、記事広告など、他のWebメディアで取り上げてもらう
- Web広告: Googleのリスティング広告、SNSの広告など、さまざまな広告出稿を行う
- グループ、関連団体紹介: グループや関連企業がれば掲載を打診し、グループ企業一覧にリンクを設定するなど
まとめ
いかがでしたでしょうか。自社サイトの作り方について紹介しました。
ここに記載した内容は、自社サイトを作る上で本当にシンプルにしています。検索エンジンへの最適化を目指したSEO対策、ブランド戦略に則ったロゴ、タグライン、ブランドメッセージはどうするのか、Webマーケティングはどこまで分析して、どのように実行するのかなど、戦略フェーズから戦術フェーズまで決めるべきことはたくさんあります。
Webマーケティング、Webサイトに関わる他の内容も合わせてみて、内容を定めていくとより良い自社サイトの構築が出来ると思います。