ホームページを作る上で気を付けるべきポイントがいくつもあります。ウェブサイト制作、リニューアルの際にチェックするポイントとして紹介をしていきます。
またこのポイントは順次内容を更新していく予定です。
SEO(検索エンジン最適化)
1. HTTPS対応(SSL証明書の導入)
httpでは第三者からの盗聴・改善のリスクがある
以前製造業・メーカーBtoBサイト構造-100社以上のサイトを分析でも紹介しましたが、未だにhttpで運用されているサイトを見かけます。まず「http」の状態ではデータのやり取りをする通信自体が暗号化されておらず、場合によっては通信を盗聴され通信内容をが除かれてしまう可能性があります。
特に個人情報の入力を行うECサイトでは「https」にすることは必須です。企業サイトでも「お問い合わせフォーム」「修理依頼フォーム」などの入力項目があるページが存在する場合も情報が抜き取られる可能性があるためhttpのサイトでは危険性が高いため、利用を控えるユーザーが考えられます。
商品の販売もしておらず、個人情報を送るようなフォームが無いので大丈夫という方も聞きますが、サイトの管理画面があるCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)ではログインするために「ID]「パスワード」を入力する場合がほとんどで、その際に情報を抜き取られ容易にサイト改ざんがされる可能性も捨てきれません。
httpsはGoogleのランキングシグナル
2014年にはGoogleは自社のブログで「GoogleはランキングシグナルとしてHTTPSを使用することにした」と記載があります。現在においてはSEOの側面、安全性の側面を考慮し、httpsを採用することは「標準仕様」とも言えます。
下記にGoogle検索セントラル ブログの原文を抜粋します。参考にしてください。
Google は過去数か月にわたり、暗号化された安全な接続をサイトで使用していることを検索のランキング アルゴリズムのシグナルとして考慮するテストを実施してきました。このテストで十分な結果が得られたため、Google はランキング シグナルとして HTTPS を使用することにしました。
2. メタディスクリプションの設定
ディスクリプションとは 検索結果に表示される説明文
メタディスクリプションとはGoogleなどの検索エンジンで検索した際に検索したワードに応じた検索結果が表示されます。その中でサイトタイトルの下部に位置する説明文が「ディスクリプション」です。
通常はhtmlファイルのソースコード上に
< meta name="description" content="ここに記載する" / >
と記載することでディスクリプション(サイト説明文)を記載することが可能です。
メタ ディスクリプションを設定しなかった場合
このディスクリプションが無いサイトはあまり見かけませんが、うっかり記載することを忘れてしまった場合はGoogle側でコンテンツから適切と考えられる内容を抜粋して検索結果にします。
この仕様はGoogleのドキュメントに記載されていますが、主にページ内のコンテンツを使用して適切なものを自動的に決定することがあります。そのため、メタ ディスクリプションを設定していたとしても、より適切と判断された場合は自動生成したものが採用される場合があります。
自動生成されたものについては、ある程度違和感のないメタ ディスクリプションである場合が多いですが、時には違和感のある内容となる場合がありますため、メタ ディスクリプションの設定は必須と言えます。
検索順位とクリック率に影響
「SEO office-hours from August 2024」での質問にGoogleが回答をしていますが、ディスクリプションは検索結果に影響を及ぼします。また内容が検索時のワードにマッチしている箇所のディスクリプションは太文字になるなど、関連性が高いものとして表示がされることからクリック率にも影響がある要素と言えます。
下記の検索結果では「マーケティング」が少し太文字になっているのが見れます

興味がある方は下記の動画から内容を確認できます(英語)
3. 適切なページタイトルの設定(SEOを考慮したタイトルと説明文)
検索順位とクリック率の影響が大きい
上記のメタ ディスクリプションと同様に検索結果に影響を与える要素です。
集客構造の改善やSEOの現場では幾度とタイトルの変更を最初に取り組むことがあります。それ程優先順位は高い項目です。この項目を変更するだけでも順位や表示回数が変わりますので、変更する際は本当に内容とマッチしているタイトルであるのか、再度見直しをすると後で失敗が少なく済みます。
またユーザーと検索エンジンにページ内容を正確に伝える要素でもあるため、キーワードを詰め込んだようなタイトルをつけると、検索順位や、クリック率に影響を及ぼすため、キーワードは適切に使いましょう。
気を付けたいポイント
いくつもサイトを見てきた中で特にタイトルについて注意してほしいポイントがあります。
- ページ内容と関係ないタイトル :どこで間違ったかわかりませんが、例としてページ内容は健康診断に関する内容であるにもかかわらず、ページタイトルが歯科矯正となっているなどです
- ほとんどのページが同じタイトル :企業のコーポレートサイトでよく見かけますが、サイト内の多くのページが「○○株式会社」などになっているケースです。
- キーワードが多すぎる :例として「ウェブマーケティングによるSEO活用でコーポレートサイト、ウェブサイトの最適化するホームページ制作」というようなタイトルは長くなり、またどこに焦点が当たっているのか分かり難くクリック率が低い事例がありました。
4. rel=”canonical”の設定による正規化
重複コンテンツが存在する場合、正規のURLを示すことでSEO評価が分散することを防ぎます。
正規化とするページ以外の重複ページにはrel=”canonical”を設定します。noindexで重複を除外しないようにしましょう。
気を付けたいポイント
正規化せずに重複ページが多い場合は重複コンテンツとみなされたページがインデックスされないか、もしくは検索結果に表示されない状態になるため注意が必要です。特に表示させたいのに、正規化していないがために表示させたいページが出てこないという状況になりかねません。これは大きな機会損失でもあるため正規化は必ずするようにしましょう。
5. パンくずリストの設定
サイトデザイン上、パンくずリストを実装しないサイトがありますが、ユーザーが現在位置を把握しやすくなる点や、Googleの検索エンジンはパンくずリストを自動的に学習しております。またパンくずリストの構造化データを送りサイト構造の理解することにより効率的なクロールを送れるという役割があり、SEOの観点から見ても有効です。
6. 記事の見出しを階層化(H1~H6)
検索エンジンとユーザーがページ構造を理解しやすくなります。
また検索エンジンにhタグを用いてページ内のコンテンツ構造を伝えることは重要なシグナルの一つです。過去にGoogleはhタグを用いてページのコンテンツをよりよく理解するのに役立たせる」と述べています。
気を付けたいポイント
見出しが無くてもGoogleの検索エンジンではコンテンツを読み取ります。またhタグを使用せずとも、文字の太さや大きさでメリハリをつけて、コンテンツの「見出し」として伝える方法があるからです。
しかし太さも大きさも本文テキストと同じ場合は同でしょうか。非常に読みにくく、分かりずらいページになります。過去にただブログのようなページを見たことがありすが、ほとんど直帰、離脱されているデータがあり、ページ自体が役にたっていない状態でありました。このような状況を招かないためにもhタグを用いてページの構造をユーザー、検索エンジンに伝えられるようにしましょう。
7. 内部リンクの最適化
気を付けたいポイント
内部リンクが適切に設定されているサイトは閲覧する際に必要な情報までたどり着きやすく、また相互にリンクが設定されている場合が多く、理解が深まりやすくなります。
例えば資格取得や試験を受講するサイトでは「資格の概要」「取得した際に利用価値」「資格取得するまでの流れ」「学習範囲」「学習コースのプランや内容」「学習期間」「プラン料金」「教材」「補助教材」「試験日」「試験方法」「試験の申込」「学習プランの申し込み」などユーザーが把握するべき情報が多岐に渡り、また一度に多くの情報を表示させると理解しにくくサイト離脱の要因になりかねません。
このような場合は内部リンクを用いて「段階的に情報を開示するARCS動機付けモデル」などを用いて情報を見せる方法が、サイトの構造、設計として優れています。
内部リンクの例としては下記のコードです。このようにリンクテキスト自体が情報が明確で遷移先のページがどのような情報を持つのかを端的に分かりやすく提示することが重要です。
< a href="/webmarkething/02_00013/" target="_blank" >段階的に情報を開示するARCS動機付けモデル
実際のリンクは「段階的に情報を開示するARCS動機付けモデル」となります。
事実、過去に調査・分析した資格取得系にサイトでは、ナビゲーションがあまり網羅されておらず、少ないリンクを辿りながらお目当てのコンテンツを閲覧するというサイトがありました。そのため、よく見ないと試験の方法や申し込みに関するページが分からない、閲覧されていないという状況を引き起こします。
このような事態にならないように内部リンクは適切に設定しましょう。
Googleはリンクをシグナルとして使用している
Googelは公式のドキュメントでGoogle は、ページの関連性を判断し、クロールする新しいページを見つける際にリンクをシグナルとして使用します。と記載しています。
適切な内部リンクを設定することはユーザーにとって有用なだけではなく、自身のサイトをクロールしやすくさせ、新規ページ・更新したページのクロールをしやすくすることが期待できます。
8. リッチリザルト(リッチスニペット)対応
リッチスニペットとは「構造化データ」を用いてページのコンテンツ情報を送信して、検索結果に口コミ評価、プラン提示、価格表示などをできるようにする仕組みです。
この仕組みを導入することで検索結果に情報を必要としている人に対して分かりやすい表示を可能にするだけではなく、さらに詳しい情報を知るためにサイトへのクリック率向上が期待できます。
9. モバイル対応(レスポンシブデザイン)
主にBtoBサイトで多く見かけますが、スマートフォンのサイズに最適化されていないホームページをみかける機会がまだまだあります。
モバイル対応がされていないページは非常に見難いだけではなく多くのデメリットが存在します。分かりやすいデメリットとしては
- 情報が見難いため正しく伝わらない
- 画像大きすぎる、または小さすぎるため、画像の内容が把握できない
- 画像が軽量化されていないためページが開くまでに時間を要する
- ナビゲーションやリンクが分かり難い
- 横幅のサイズがPC用のため、情報がスワイプしないと見れない
上記のような場合、ピッチアウト、スワイプをすることで見れる場合もありますが、ウェブサイトを閲覧するユーザーのリテラシーと辛抱強さが求められるのではないでしょうか。そこまで見たいサイトでなければ恐らくブラウザを閉じることもありそうです。
そのような事態にならないためにも、まだ対応していない場合はモバイル対応をすることがベストとなります。
10. キーワードの適切な配置
キーワードを自然に配置し、キーワードだらけになるなどの過剰にならない様にバランスよく使うようにしましょう。
サイト構造と設計
11. トップページへの簡単な戻りリンク
どのページからでも簡単にトップページに戻れるボタンやリンクを設置します。これにより、ユーザーが迷わずサイトを使いやすくなります。
12. パンくずリストの視認性の向上
ユーザーが現在サイト内のどこにいるかを示す「パンくずリスト」を見やすく設置します。これにより、ユーザーが迷わず移動できるようになります。
13. 重要ページの直リンクを設置
トップページやカテゴリーから、よく使われるページ(お問い合わせや商品一覧など)にすぐアクセスできるリンクを配置します。これにより、目的のページにすぐ到達できます。
14. フッターに連絡先や利用規約を明記
ページの最下部(フッター)に連絡先や利用規約を掲載することで、サイトの信頼性を高め、問い合わせがしやすくなります。
15. 主要なページが3クリック以内で到達可能
ユーザーがどのページからでも重要な情報に3回以内のクリックで到達できるよう、サイト全体の構造を整理します。これにより、使いやすいサイトになります。
16. URL構造の簡潔化
URLを短く、わかりやすいものにすることで、ユーザーが記憶しやすくなるだけでなく、検索エンジンからの評価向上にも寄与します。特に、過度に複雑なURL(例: 複数のパラメータを含むもの)は以下の問題を引き起こす可能性があります。
- サイト上の同じまたは似たようなコンテンツを表すURLが多数生成される。
- Googlebotが効率的にクロールできず、サイト全体の帯域幅を消費する。
- 重要なコンテンツがインデックスに登録されない可能性がある。
そのため、URL構造を簡潔に保つことが重要です。
良い例
次のようなURLは、内容が簡単に理解でき、検索エンジンにも評価されやすいです。
https://example.com/zero-marke https://example.com/product/contents-marketing
悪い例
以下のようなURLは、内容が分かりにくく、ユーザーや検索エンジンにとって問題を引き起こす可能性があります。
https://example.com/content?type=blog&lang=jp&category=seo&type=markething-technology https://example.com/blog/area/category/materials/how-to-markething-technology
補足ポイント
URL構造を最適化する際は、以下のポイントに注意してください。
- 意味のある単語を使用し、英数字を適切に組み合わせる。
- 不要なパラメータを削除し、固定URLを使用する。
- カテゴリやディレクトリを論理的に整理し、階層を浅くする。
- URLにハイフンを使用して単語を区切り、アンダースコアは避ける。
関連情報
Googleの公式ガイドラインにおいても、簡潔で論理的なURL構造の重要性が説明されています。詳細は以下を参照してください。
17. 検索バーの機能向上
検索機能を強化して、ユーザーが欲しい情報をすぐに見つけられるようにします。キーワード候補やカテゴリ検索の機能を追加するのも効果的です。
18. タグやカテゴリの整理
コンテンツを適切なタグやカテゴリに分類することで、ユーザーが関連情報を簡単に見つけられるようにします。
19. 階層が深すぎない設計
サイトの構造が複雑すぎるとユーザーが迷ってしまうため、ページ階層を適切な深さ(2~3階層程度)に抑えます。
20. サイト構造のテストと改善
実際のユーザーにサイトを使ってもらい、使いやすさを確認します。その結果を基に改善を繰り返し、より直感的で便利なサイトに仕上げます。
コンテンツ
21. ファーストビューに重要な情報を配置
ファーストビューとはページを開いた時に表示されるエリアのことを指します。ページを開いた時に必要な情報が分かると、離脱の低下につながり、他のコンテンツを閲覧してもらいやすいページになります。
22. 段落の長さを短めに設定
長い文章を短く分けて書くことで、読みやすくなり、ユーザーが必要な情報を素早く理解できます。
23. 箇条書きを効果的に使用
文章をリスト形式にすることで、情報が整理され、ユーザーが内容を直感的に理解しやすくなります。
24. 古いコンテンツの定期的な更新
サイト内の古い情報を新しいものに更新することで、検索エンジンの評価が上がり、ユーザーにも信頼されるサイトになります。
25. 地域や文化に適した表現の使用
地域ごとの言葉や文化に合わせた表現を使うことで、ユーザーが親しみやすくなり、情報が伝わりやすくなります。
26. FAQの追加
よくある質問をまとめたページを作ることで、ユーザーが疑問を解決しやすくなり、問い合わせの手間を減らせます。
27. コンテンツの多言語対応
日本語以外の言語(例えば英語や中国語)にも対応することで、さまざまな国のユーザーが情報を理解しやすくなり、サイトの使いやすさが向上します。
28. 動画や画像の適切なキャプション設定
動画や画像に短い説明文をつけることで、ユーザーが内容をより正確に理解しやすくなります。
29. ページ内リンクの適切な設置
ページ内に「〇〇へ移動」などのリンクを設置することで、ユーザーが簡単に必要な情報にアクセスできるようになります。
30. ユーザーの目的に合わせた構成の最適化
ユーザーが探している情報をすぐに見つけられるよう、ページの構成やメニューを工夫します。
パフォーマンス
31. 画像の最適化(画像サイズ調整、圧縮、フォーマット形式)
サイズと容量が大きい画像はページを表示させる際に時間を要します。この問題を解決するために画像フォーマット形式をWebpや最近Googleがサポートを開始したAVIF形式に変更すると軽量で読み込み時間が短くなるためページ表示速度が向上します。
画像が多く配置されている工務店のサイトなどでは実績や事例掲載に画像点数が多くなる傾向があるため、画像サイズを適切なサイズに小さく変更したり、画像の圧縮する、上記の容量を軽くできる画像フォーマットに変更するなどの工夫が必要です。
32. JavaScriptとCSSの最小化
不要なコードを削減して読み込み速度を向上させます。
Lazy Loading(遅延読み込み)の適用
画像や動画などのリソースをユーザーが必要とするタイミングで読み込むことで、ページの初期読み込みを軽減し、表示速度を向上させます。特にスクロールが必要なページでは効果的です。
34. CDNの利用
CDN(コンテンツ配信ネットワーク)を利用することで、複数のサーバーが世界中に分散配置されます。これにより、ユーザーに最も近いサーバーからコンテンツを配信でき、地理的に離れたユーザーでも高速なアクセスが可能になります。
35. サードパーティスクリプトの最適化
ウェブサイトで使用している外部サービス(例えば、SNSのボタンや地図表示など)の動きを改善し、ページを速く表示できるようにします。これにより、訪問者がスムーズにサイトを利用できるようになります。
36. サーバー応答速度の最適化
サーバーの応答時間を短縮することで、ユーザー体験を向上させ、検索エンジン(SEO)のクロールについても好ましい状況を作ることができます。一例になりますが、応答速度を改善するためには、次のような方法があります。
- レンタルサーバーの場合:上位プランへの変更や高性能なサーバーへの移行。
- クラウドサーバーの場合:CPUやメモリ、ストレージなどのリソースを増強。
- 使用していないプラグインや機能を削除して負荷を軽減。
- キャッシュを有効化し、頻繁にアクセスされるデータを効率的に提供。
- リクエストの数を減らすため、JavaScriptやCSSを圧縮・統合。
- データベースの最適化を行い、不要なデータや重いクエリを削除。
これらの対策を組み合わせることで、応答速度を効率的に向上させることが可能です。
37. データベースの最適化
ウェブサイトで使用しているデータベースを整理して効率化することで、必要なデータを素早く取り出せるようにします。これにより、ページの表示速度が速くなり、ユーザーが快適に利用できます。
38. オフスクリーン画像の遅延読み込み
画面外にある画像は、ユーザーがスクロールして表示するタイミングで読み込むように設定します。これにより、最初のページ表示が速くなり、全体の表示速度も向上します。
39. レスポンスヘッダーのキャッシュ制御
ウェブページのデータを一度ダウンロードした後、ブラウザが再利用できるように設定します。これにより、次回以降のアクセス時に高速で表示されます。
40. サーバーリソースの監視
サーバーがどの程度の負荷を受けているかを定期的に確認します。負荷が高すぎる場合は、リソースを増やしたり、不要な処理を減らして、ウェブサイトが常に安定して動作するようにします。
アクセシビリティ
41. ALT属性の適切な設定
画像に簡単な説明文(ALT属性)を追加することで、視覚に障害がある方が画像の内容を音声で聞いて理解できるようにします。
42. フォントカラーと背景色のコントラスト調整
文字の色と背景の色の差を大きくして、見やすくすることで、色の区別がつきにくい方でもテキストが読みやすくなります。
43. スキップリンクの提供
ページ内のメニューやヘッダー部分を飛ばして、すぐに必要な情報に移動できるボタンを設置します。特にキーボードで操作する方に役立ちます。
44. 動画に字幕を追加
動画に字幕をつけることで、音声を聞けない環境や聴覚障害がある方でも内容を理解できるようにします。
45. フォームラベルの設定
フォームの入力欄に「名前」や「メールアドレス」などのラベルを付けることで、視覚障害の方がスクリーンリーダーを使って内容を把握できるようにします。
46. レスポンシブデザインの徹底
スマートフォンやタブレットなど、画面の大きさに合わせて表示が変わるデザインを採用することで、どのデバイスでも見やすいサイトを作ります。
47. テキストの音声読み上げツールの導入
ウェブページの文章を音声で読み上げる機能を追加することで、視覚障害がある方や文字を読むのが苦手な方にも情報を届けることができます。
48. アニメーションの一時停止オプション
ページ内の動きが速いアニメーションを一時停止できる機能を追加することで、動きに敏感な方でも安心して利用できるようにします。
49. フォームエラーメッセージの明確化
フォームでエラーが起きた際に、どの部分が間違っているかを明確に表示することで、ユーザーが修正しやすくなります。
50. アクセシブルなナビゲーション設計
すべてのユーザーが簡単に目的の情報にたどり着けるように、メニューやリンクを整理して使いやすく設計します。
51. 定期的なバックアップの設定
ウェブサイトのデータを定期的に保存することで、万が一データが失われた場合でも、すぐに元に戻せるようにします。
52. 二要素認証の導入
ログイン時にパスワードだけでなく、追加の認証(スマホへの確認コードなど)を求める仕組みを導入して、不正ログインを防ぎます。
53. ファイルアップロードの制限
ユーザーがアップロードできるファイルの種類やサイズを制限することで、危険なファイルがサーバーに保存されるのを防ぎます。
54. 管理画面のアクセス制限
管理画面にアクセスできる人を限定する(特定のIPアドレスやパスワード保護を使う)ことで、不正な操作を防ぎます。
55. 不要なプラグインやテーマの削除
使っていないプラグインやテーマを削除することで、セキュリティの弱点になる可能性を減らします。
56. XSS(クロスサイトスクリプティング)の防止
ウェブページに不正なスクリプトを埋め込まれる攻撃を防ぐために、入力内容を安全に処理する仕組みを導入します。
57. SQLインジェクション対策
データベースに不正な命令文を送り込まれる攻撃を防ぐために、安全なコードを使った入力処理を行います。
58. セキュアクッキーの利用
クッキー(ブラウザに保存される情報)を暗号化して送受信することで、盗まれるリスクを減らします。
59. セキュリティプラグインの導入
ウェブサイトを常に監視して、不正アクセスや攻撃をリアルタイムで防ぐセキュリティプラグインを導入します。
60. APIのセキュリティチェック
他のサービスと連携する際の窓口(API)を定期的に確認し、安全性を保つことでデータの漏洩や不正利用を防ぎます。
サイト環境
61. サーバーの応答速度の最適化
サーバーがウェブページを表示するまでの時間を短縮することで、ユーザーがサイトを快適に利用できるようにします。また、検索エンジンでの評価(SEO)も向上します。
62. 最新のPHPバージョンを使用
ウェブサイトが使っているPHPというプログラム言語を最新バージョンにアップデートすることで、動作が速くなり、セキュリティ面でも安心できます。
63. キャッシュサーバーの利用
一度表示したページのデータを保存しておくことで、再表示の際に早く見られるようにします。特にアクセスが多いサイトに効果的です。
64. DNS設定の最適化
インターネット上でウェブサイトの住所(IPアドレス)を素早く見つける仕組みを改善します。これにより、ページが早く表示されるようになります。
65. CDN(コンテンツ配信ネットワーク)の導入
世界中に分散したサーバーから、ユーザーに最も近いサーバーを使ってコンテンツを配信します。これにより、どの地域でもウェブサイトの表示が速くなります。
66. ホスティング環境の監視
サーバーの状態を常に確認し、問題が発生したときに早く対応することで、サイトが安定して運営できるようにします。
67. 不要なデータの削除
古いデータや使わないファイルを削除して、サーバーの容量を節約します。これにより、速度が向上し、セキュリティリスクも低減します。
68. SSL/TLSプロトコルの最新化
ウェブサイトのデータ通信を暗号化する仕組みを最新のものにすることで、セキュリティが向上し、ユーザーからの信頼も高まります。
69. データ転送量のモニタリング
ウェブサイトのデータがどれくらい利用されているかを定期的にチェックし、異常があれば早めに対処します。
70. エラーページのデザインを一貫性のあるものにする
ウェブページが見つからない場合(404エラーなど)でも、分かりやすいメッセージとリンクを表示して、ユーザーが他のページに移動しやすくします。
マーケティング
71. ソーシャルシェアボタンの目立つ配置
記事やコンテンツを共有できるSNSのボタン(FacebookやTwitterなど)を目立つ位置に配置することで、ユーザーが簡単に拡散でき、サイトへの訪問者を増やすことができます。
72. ユーザーアンケートの導入
ウェブサイトにアンケートフォームを設置することで、訪問者の満足度や改善点を直接収集できます。ユーザーの声を分析することで、必要な改良点を把握し、コンテンツや機能をより良いものにすることが可能です。さらに、アンケートを通じてユーザーとのコミュニケーションを深めることができ、サイトの信頼性向上にもつながります。
収集したアンケートなどの「声」はウェブサイトに掲載をすることで「企業」「商品」「サービス」に対する信頼の向上を図ることが可能になります。
ユーザーからの声や口コミなどの評判を活用し信頼性を向上する仕組みをウィンザー効果とといいます。この効果を利用しているサイトは非常に多くありますが、声の収集にはある程度、時間と労力を要します。その分大きな効果が期待できるため、まだ実施していない場合は導入の検討をおすすめします。
73. A/Bテストの導入
異なるデザインやコンテンツを一部のユーザーに試して効果を比較することで、どちらが良い結果をもたらすかを検証し、最適なサイト改善に役立てます。
74. メールマガジン登録フォームの設置
ウェブサイトにメールアドレスを登録するフォームを設置することで、興味を持ったユーザーに定期的に情報を発信でき、見込み客を増やすことができます。
75. Googleアナリティクスの設定
無料で使えるGoogleのツールを使って、訪問者がどのページをどれくらい見ているか、どのような行動をしているかを把握できます。これにより、サイトの改善に役立てることができます。
76. ランディングページの最適化
広告から訪問したユーザーが最初に見るページ(ランディングページ)を分かりやすく作り、目的(購入、登録など)にスムーズにつなげる工夫をします。
77. CTA(コールトゥアクション)のA/Bテスト
「購入する」や「問い合わせる」など、行動を促すボタンやリンクのデザインや文言をテストし、最も効果的なものを見つけてコンバージョン率を高めます。
78. 競合サイトとの比較分析
同じ業界の他のサイトを調べ、自社サイトの強みや弱みを明確にすることで、改善点を見つけてさらに魅力的なサイトを作れます。
79. 定期的なSEO診断
検索エンジンでの順位やアクセス状況を定期的に確認し、必要な改善を行うことで、常にサイトを最適な状態に保てます。
80. クロスチャネル連携(SNS、メール、広告)
ウェブサイトだけでなく、SNSやメール、広告を連携して活用することで、全体的なマーケティングの効果を高め、より多くの人に情報を届けることができます。
サイト運営と管理
81. サイトのSSL証明書有効期限の管理
ウェブサイトの安全性を保つために、SSL証明書の有効期限を定期的に確認します。期限が切れるとサイトが安全でないと表示され、ユーザーの信頼を損なう可能性があります。
82. 定期的なセキュリティスキャンの実施
サイト全体をスキャンして、セキュリティの弱点や問題を早期に発見します。不正アクセスやデータ流出を防ぐために、定期的な検査が必要です。
83. アクセスログの監視
サイトへの訪問履歴を確認して、不正アクセスや異常なトラフィックを早期に発見します。これにより、攻撃への迅速な対応が可能になります。
84. コンテンツ更新スケジュールの確立
定期的に新しい記事や情報を追加する計画を立てることで、訪問者に常に新鮮な内容を提供できます。これにより、リピート訪問を促進できます。
85. サイト運営の役割分担
コンテンツ制作、技術管理、マーケティングなどをチーム内で明確に分担することで、運営を効率化し、ミスを防ぎます。
86. サイトのダウンタイム監視
サイトが利用できない時間(ダウンタイム)を最小限にするため、24時間稼働状況を監視し、問題が発生した場合にすぐに対応します。
87. モバイル対応の再確認
スマートフォンやタブレットでの表示が正しく行われるかを定期的に確認します。デバイスの進化に合わせて最適化することで、すべてのユーザーに快適な体験を提供できます。
88. サイトの高速化の継続的改善
ページの読み込み速度を定期的に測定し、画像圧縮や不要なスクリプトの削除などの最新技術を活用して改善を続けます。
89. カスタマーサポートチャネルの整備
問い合わせフォームやチャット機能を設置して、ユーザーが簡単に質問や要望を伝えられるようにします。これにより、信頼性と満足度が向上します。
90. サイトポリシーの公開
プライバシーポリシーや利用規約を明確に表示することで、ユーザーに安心感を与え、信頼を高めます。
91. 定期的なユーザーテストの実施
実際のユーザーにサイトを使ってもらい、意見を収集して改善点を明確にします。これにより、より使いやすいサイトを作ることができます。
92. サイトのアーカイブ作成
重要な記事や情報をアーカイブ化して保存し、将来必要な時に参照できるようにします。これにより、過去の情報を活用できます。
93. サイトパフォーマンスレポートの作成
アクセス数やユーザー行動を定期的に分析し、どのページが人気があるか、どこを改善すべきかを把握します。
94. コンタクトフォームのスパム対策
CAPTCHAやフィルタリング機能を導入することで、スパムメールを減らし、正規の問い合わせが埋もれないようにします。
95. サイト内検索の分析
サイト内検索機能を使ったユーザーがどのようなキーワードを探しているかを分析し、それに基づいて新しいコンテンツを作成します。
96. ソーシャルメディアとの統合
ウェブサイトとSNSを連携させることで、ユーザーが情報を簡単に共有でき、訪問者を増やすことができます。
97. 運営チーム内での定期的なミーティング
チーム全体でサイトの運営方針や目標を定期的に共有し、一貫性のある運営を行います。
98. ページのリダイレクト確認
古いURLを新しいURLに正しくリダイレクトすることで、リンク切れを防ぎ、ユーザーが迷子にならないようにします。
99. 404エラーの定期的なチェック
ページが見つからない場合(404エラー)を定期的に確認し、リンクを修正してユーザーの利便性を損なわないようにします。
100. Google Search Consoleのデータ活用
Googleが提供するツールを活用して、サイトの検索状況や改善点を把握し、SEOを最適化します。
まとめ
いかがでしたでしょか。ホームページは法人・個人問わず幅広く運用されています。しかしウェブサイトの中には企業のコーポレートサイトや商品を販売するECサイトなど、そのサイト特性上注意して運用するべきサイトが存在します。そのようなサイトが安全性を欠くような状態であったり、探しているにも関わらず情報が見つからないなどを避けた状態です。
ここに記載した以外にも気を付けるポイントは存在します。この記事内容を加味してより良いサイト改善ができますと幸いです。